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2022年 HOJC 第82回 Models IMON 渋谷店レイアウト開通祝運転会


☆ 2022.11.14(月)

 11月1日、Models IMON 渋谷店のレイアウトが完成して開通式が行われ、翌2日からレンタル営業が行われる運びとなりました。
唯一の常設12mmゲージレンタルレイアウトだった原宿店の閉店前にお別れ運転会をしたのが2018年11月。4年ぶりに出来上がったレンタルレイアウトですから、HOJCでも開通祝いの運転会をしようということになり、日程調整の結果、平日ですが14日の月曜日に行うことになりました。ゲストとして、前日のKKC会合から合流した廣瀬氏、およびFTRAIN HOJリーグ御厨氏をお迎えしました。
 レンタル営業は2時間を1コマとして設定されています。10分の交代時間が設定されていますので、厳密には1時間50分が1コマです。今回は関西から日帰り参加も可能なように、12:10~14:00、14:10~16:00の2枠を連続で使用、線路は12mm平坦線複線、12mm勾配線複線、参加メンバーの関係で13mm線も使うことになり、合計6コマで5線の使用となりました。
レイアウトの仕様や配線、レンタル方法などはModelsIMONのWebページをご覧下さい。
以下文中、HOJC会員は敬称略、廣瀬氏はJM 1/80・13mm、他は1/87・12mm


  倶知安駅を発車する DD51+旧客編成
撮影:奥 清博

  倶知安駅ポイントを通過する DD51+旧客編成
撮影:奥 清博

  開通祝賀仕様ヘッドマーク付きIMON製キワ90+ワム80000 HOJC20周年記念ロゴ車
  70のヘッドマークはこの編成所有者の誕生日祝い仕様(前日13日)でもあります。
撮影:山内 祐


■ 11月14日(月)

 Models IMON 渋谷店 12時前に集合です。
撮影:山内 祐

 渋谷店レイアウトは原宿店時代とよく似た線路配置になっていますが、高架上に2018年のJAMで展示されていた12mmゲージ倶知安駅が組み込まれています。新しく13mmゲージも敷設されています。集合写真というほどではないですが、車輛を並べ始めて準備中のメンバーです。
撮影:廣瀬 渉

 レイアウトに向かって右側には店内全体をも写し出す巨大鏡が設置されています。上方には大型ディスプレイがぶら下がっており、レイアウトの紹介動画や製品情報が逐次流されています。
撮影:廣瀬 渉

 初めてなのですぐに車輛を置いて運転というわけにいかず、コントロールボードの状況や線路との関係など、いろいろ観察してからのスタートです。
撮影:廣瀬 渉

 山内が持参した金属製旧型客車を12両編成にしてDD51で牽引します。牽引機DD51はIMON製品で奥の所有品、関東合運で動力不調になっていたものです。渋谷店での修理が出来上がって本日引き取り、早速過酷な勾配線で試運転を行います。
 線路は左から16.5mm勾配複線、13mm単線、12mm勾配複線、12mm平坦複線、16.5mm平坦複線。
撮影:山内 祐

 
 勾配線を下ってくるDD51+旧客12両編成
DD51+オハフ33茶丸屋根+オハ47茶+スハ32茶+オハフ33茶折妻+ナハフ11青+
ナハ10青+オハ35青+オハ47青+オハ35青+オハフ45青+オハニ36茶+オハフ46青
撮影:山内 祐

 勾配を下ってポイントにさしかかったところで急に脱線転覆しました。線路状態はどうなっていたのでしょうか。
撮影:山内 祐

 進行方向を変えてみようと機関車を付け替えたDD51+旧客編成。高急グループWEBページから客車の自重を合計してみると2608gとなりました。これを牽引して2%勾配曲線を楽に上がって行くには、機関車の条件は如何なものか。
撮影:山内 祐

 
 これだけ大きな曲線でも2%勾配の線形はキビシイ。UNOモーター2個仕様のDD51ですが、動輪上重量はどのくらいか。動画には写ってないが、少し後から手で押しているようです。
撮影:山内 祐

 後から手押し補機?で押されながら、ようやく勾配を上りきって倶知安駅へさしかかる編成。
撮影:廣瀬 渉

 単機でこの勾配は厳しいようなので、客車12両編成は減車せずに重連で牽いてみようという方策に出ました。前が木村所有のクマタ製DD51、後が奥所有のIMON製DD51です。しかし両車の性能はかなり異なるようで、重連でのコントロールのバランスが悪く、残念ながら周回はうまくいきませんでした。
撮影:廣瀬 渉


 そこで御厨氏のEF58 4号機が登場。PEMP製ですが、つい最近ウォームギヤを2条のものに取り替えられたものです。
撮影:御厨氏

 2%勾配曲線を駆け上がろうとするEF58 4+金属製旧客12両編成。ギヤ交換直後にもかかわらず過酷な運用に就く。最後は低速になりながらも単機で上りきりました。
撮影:御厨氏

 倶知安駅構内へ入ってきましたが、何と跨線橋高さが非電化規格のためパンタが支障するのです。通過直前に通告があったので徐行で近づきましたが、上げたままで進めばおそらくパンタが壊れるでしょう。一旦微速で後退して、作業可能なところでパンタを下げました。
撮影:御厨氏

 EF58はパンタを下げて倶知安駅を通過し、勾配を下ってコントロールボード前を通過。
 後に見えるのは木村の所有機であるDD51、DF50 とともに、ディアゴスティーニ先行販売のEF66も登場。
撮影:山内 祐


 増原が運転中のクマタ製オハ31系編成が倶知安駅通過中にトラブルとなり列車分離。
撮影:山内 祐

 倶知安駅構内線路は周囲から手が届きません。レイアウト中央にある穴にもぐって入ってここから対応することになります。穴からは別の角度でのシーンが見られて良い場所だということです。
撮影:山内 祐


 それなら写真を撮ってみようということで、奥カメラを渡して増原が撮影。
 列車分離を復旧させた編成、4110+9200+オハ31系3両編成です。
撮影:増原一衛

 機関車をアップにしています。
 モデルワム製4110、モデルワーゲン製9200、クマタ製オハ31系3連。
撮影:増原一衛

 藤井の乗工社D51が牽引する貨物列車。
撮影:藤井良彦

 
 藤井の乗工社D51が牽引する貨物列車が、勾配線へ上っていきます。
撮影:山内 祐

 藤井の門デフC55 26号機 が牽引する貨物列車。
撮影:藤井良彦

 藤井の門デフC57 117号機 が牽引する貨物列車。
撮影:林 周

 
 原嶋が製作中の乗工社東武63号機が平坦線を試走していきます。
撮影:山内 祐

 山内のED75で、10両編成にした旧客を牽引。軽量客車のナハ10とナハフ11を減車しました。
オハ35+オハ47+オハ35+オハフ45+オハニ36+オハフ46+オハフ33+オハ47+スハ32+オハフ33
倶知安駅へ入るのでED75のパンタは下げたままの走行。
撮影:林 周

 
 ED75の牽く旧客編成は無事に倶知安駅を通過し勾配を下ってきました。ところが行く手には何とリレーラーが置かれていて、乗り上げて事故発生!
撮影:山内 祐

 
 DD51+旧客編成は7両となって身軽になりました。
オハフ46+オハニ36+オハフ45+オハ35+オハ47+オハ35+オハフ33
平坦線を祝賀仕様のキワ90+ワム80000が走ります。ワムハチにはテールマークも。
撮影:山内 祐

 
 祝賀列車は平坦線を静かに周回しています。
撮影:山内 祐

 いろいろ走行のシーン。
手前は13mmゲージ線で廣瀬氏のJM 2500形の牽くセキ4両と客車2両混合列車。2500は珊瑚、セキはホビーモデル、開拓使風客車はブラジル製ということです。
向こうは12mm平坦線で左は木村所有のモデルワーゲン茨城交通キハ1000(元留萌)です。
右上に見えるのは、林の2109が客車オハフ61 1000番台の1両を牽いてテストラン中。
撮影:廣瀬 渉

 13mmゲージ線はエンドレス1本のみでポイントや駅はなく、倶知安駅の向こう側を通っていきます。廣瀬氏のJM 2500形の牽く客車列車です。
客車はKATO改造客車(オハ34・スハ32)とモデルワムのスユニ61ということです。
撮影:廣瀬 渉


 13mmゲージ線の列車です。廣瀬氏のJM2500形と客車4両編成で周回中。
撮影:廣瀬 渉


 13mmゲージ線の列車です。廣瀬氏のJM 珊瑚製 8100がセキと客車2両を牽く。
撮影:廣瀬 渉


 森井のC53登場。旧客7両編成を牽引。勾配線を使って牽引力測定を行います。
 オハフ46+オハニ36+オハフ45+オハ35+オハ47+オハ35+オハフ33
撮影:奥 清博

 機関車次位に牽引力測定車を連結し2%勾配曲線を上ります。しかし曲線上でどこかショートするらしく、残念ながらC53での測定は断念。
撮影:林 周

 機関車をC11に交換した牽引力測定列車が2%勾配曲線を上ります。編成はそのままの7連です。
撮影:森井義博

 牽引力測定中のC11です。
 測定結果報告は森井のブログ 趣味の鉄道模型 でどうぞ。
撮影:廣瀬 渉

 
 山内の乗工社製D51 670が旧客5両編成を牽いて12mm平坦線を行く。
 オハフ33+オハ35+オハ47+オハ35+オハフ45
 通過後には、奥のスイッチャー群3両連結編成。
撮影:山内 祐

 倶知安駅の下で取り残された客車2両発見。
撮影:山内 祐

 Sカーブでカプラーが外れたか? 運転席側からは届かないようです。
撮影:山内 祐

 長い棒材でツンツンしてみる作戦に出ましたがこちらも届かないようです。
撮影:山内 祐

 
 救援機関車を派遣しました。 そのまま押し込んで手の届くところへ。
撮影:山内 祐

 初めてのレイアウトでいろいろトラブルや事故もありましたが、12:10~16:00の4時間運転を楽しみました。今度の機会には16.5mmも含めて全線全コマ借りてやってみたいものですね。



☆ 集合写真

 11月14日 前半


 11月14日 後半



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