義務づけられている規格(寸法単位mm) 1977年発行
SO = レール上面
SO' = この規格上の総べて水平となる寸法面(レール断面中で曲面にかからない最上部)
線路 | 輪軸 | 車輪 | ||||||||||
軌間 G |
C min |
S max |
F max |
H min |
K max |
B min |
N min |
T |
D max |
P | ||
規格 | 最大 | min | max | |||||||||
9 | 9.3 | 8.1 | 7.3 | 1.0 | 0.9 | 8.1 | 7.4 | 2.2 | 0.5 | 0.6 | 0.9 | 0.15 |
12 | 12.3 | 11.0 | 10.1 | 1.1 | 1.0 | 11.0 | 10.2 | 2.4 | 0.6 | 0.7 | 1.0 | 0.20 |
16.5 | 16.8 | 15.2 | 14.1 | 1.3 | 1.2 | 15.2 | 14.3 | 2.8 | 0.7 | 0.9 | 1.2 | 0.25 |
22.5 | 22.8 | 20.9 | 19.5 | 1.6 | 1.4 | 20.9 | 19.8 | 3.5 | 0.9 | 1.1 | 1.4 | 0.30 |
32 | 32.3 | 29.9 | 28.0 | 2.2 | 1.6 | 29.9 | 28.4 | 4.7 | 1.2 | 1.4 | 1.6 | 0.40 |
45 | 45.3 | 41.8 | 39.3 | 2.8 | 2.2 | 41.8 | 39.8 | 5.7 | 1.5 | 1.7 | 2.2 | 0.50 |
注意事項:
1)直線では線路軌間規格に近付ける事。曲線では軌間にスラックを付ける事。(例えば車輛が大きな軸距離を持って走行する場合等)
2)"C" 最小値(トラックチェックゲージ)の値は、運転上脱線の可能性のある部分にのみ有効である。例えば小さな半径の曲線を利用する事や、橋上の保護レール等。但しガイドレールでは無い。
3)フランジウェイの交差点では、フランジが乗り上げる事を意図した時にフランジウェイの幅は"F"最大値を越えても良い。
フランジウエイの最大溝幅の保持は、違ったフランジ高"D"を持つ車輪が一緒に運転する(例えば他社メーカー車輛の混合運転等)事を可能にするためである。結果として、フランジウエイ部分内を通る車輪の拡張は規格寸法以上に必要、または同様の事情で寸法"S"を小さくしなければならない場合、フランジ高さ"D"の最小値はその最大値より 0.1mm だけ小さくても良い。フランジウエイの深さ"H"最大値は"H"最小値 +0.1mm 以上必要。幅広のフランジウエイ"F"を持った線路は、NMRA 規格準拠の車輛には不適当である。
4)フランジの逃げ"H"最小値はフランジウェイの深さのためのみに有効。その他は"H'"は1.3mm以上、"SO"(レール上面高)以下に保つこと。金属製以外のフランジウェイの角 部は"SO"より 0.1mm 以下にする事。
5)タイヤの幅は、フランジウェイが「注意事項3)」に準拠し、かつ"K"+"N"が"G"の最大値より大きい場合、"N"は最小値より小さくても良い。
6)フランジ高"D"は、フログがフランジ走行型で無い場合、フランジ高をより小さくする事が出来る。