車輪線路規格検討

[ HO1067発足時の話 // 最新メッセージID: 193 // 時刻: 2025/2/13(16:45)]

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タイトル: 12 . HO1067発足時の話
お名前: 井門 義博 <yoshihiro@imon.co.jp>
投稿日: 2001/1/26(11:28)

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はじめまして、井門です。
先日森井さんに送ったメールをそのまま掲載いたします。

日本型HOの規格の件ですが、乗工社から受け継いだ当社スタッフにいろいろ訊きま
した。
とれいん83/4(RMも同)HO1067の規格は、「FERRO SUISSEのHOm」の規格だそう
です。(LEMACOもこれに準じています)
ご存知かもしれませんが、当時乗工社は、フェロー・スイスの製品を手がけて、幾つ
か製品を出していた様です。B(BACK to BACK of FLANGE
S)の寸法は、乗工社がHOe国内用ナロー製品の車輪のBが7.6ミリなので、乗工
社がスイスに提案して単純な3ミリプラスでの10.6ミリにしたようです。つまり乗工
社が考えた規格、スイス向けのHOmブラスモデル用規格として既に進行中の規格
が、そのまま日本型HO1067規格として載った訳です。
その後、フェロー・スイスは、フェロー・レールと称してレールを発売します。それっ
て、治具だそうです。手打ちでスパイクする為の治具とレールで、BEMOが走れ
て、フランジの低いブラスモデルが脱線しない様に考えたレールと車輪の規格だそう
です。
それは、1985−86年頃だそうです。そのレールでレイアウトが出来て、実際に模型が
走ってみて、以前に決めていた規格がどうもうまくない事が判明したようです。
Bが10.6ではどうしても脱線しやすく、フェロー・スイス社と乗工社の間で僅かの規
格変更が行われました。
Bを10.4にしたわけです。(他にもちょっと変更があります)
日本でも、同様に篠原のレールで、乗工社のB=10.6の製品が脱線するので、乗工社
は、黙って造る車輪の寸法を変更した様です。
ナローの9ミリ:7.6+3ミリで決めた10.6は多分まずいですね。折角マスコミで発表
した規格なのですが。
乗工社から車輪のシェイプを引き継いでいるので、FAXします。植松さんに相談さ
れていた問題なので、まず植松さんに打ち明けるべき話かもしれませんが、規格問題
の一番のオーソリティー、森井さんにまず送ります。
B=10.6の規格で造ったFERRO SUISSEのモデルは、最初の5−6モデル、日本向け
は、2100型と、ホイールベース可変型パワートラックのごく初期の生産分だけで、新
規格で造ったのは、FERRO SUISSEの30−50モデル(数え切れないそうです)と、国
内向けのネルソン以降の全モデル(井門も含む)だそうです。
「既にある規格」の変更に近いのでどうかと思いますが、何とか12ミリの発展の為
にうまく運んでいただきたいと願っています。
今後ともよろしくおねがいします。
それと、FERRO SUISSE のレールの資料も手に入ったら送りましょう。
ではでは。

それで、この次は当社の車輪の図面を送ります。
何しろイマイチ下手なので上手く電送できるかしら。

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