車輪線路規格検討

[ 解説 (Re: 議論のスタート) // 最新メッセージID: 193 // 時刻: 2024/5/20(07:10)]

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タイトル: 31 . 解説 (Re: 議論のスタート)
お名前: 稲葉 清高 <k-inaba@mxb.mesh.ne.jp>
投稿日: 2001/1/27(11:50)
リプライ元: [提案] 23. 議論のスタート [牛越憲治] 2001/1/26(21:58)

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牛越憲治 ] と3つとも一致しています。
牛越憲治 ] HOn3-1/2もmin 12.0 max 12.3でどうでしょうか?

牛越憲治 ] 直線部のトラックゲージの推奨値は12.0mm(下限値)です。
牛越憲治 ] 曲線部のスラックは別途議論した良いと思います。

現実の製品を受け入れるためには、トラックゲージがクリティカルな部分
とそうでない部分をわけるしかないでしょう。トラックゲージがクリティ
カルな部分とは、ポイント周りでして
1) フログ周辺
最終的には、最大フランジウェイがいくらになるかが車輪の最小厚さに
影響してきます。これはチェックゲージや場合によっては back to back
からの関連がありますが、たとえば推奨値の 12.0mm のときにフランジ
ウェイが 1mm だとすると、単純に作ってしまうと最大値のときにフランジ
ウェイが 1.3mm となり、それが規格内になってしまえば車輪幅は最小で
2.6mm となります。もちろん、こうはならないように back to back あ
たりから制約を入れるわけですが、それにしても最初のトラックゲージの
交差は小さい方がありがたいのです。12mm からすれば 0.3mm は小さな
値ですが、1mm からすると非常に大きな値なのです。
2) ポイントレイル付近
上に比べれば非常にマイナーな問題ですが、特に選択式を使用する場合
可動部分のすきまをどう決めるかがこの交差と影響してきます。これに
関しての詳細はまた、そこの部分を決めるときにでも詳細を書きます。

これにたいして、直線や曲線のトラックゲージはこういった部分での蛇行
という問題を除けば、ほぼ問題になりません。実際のところ 13mm の
トラックゲージでもチェックゲージ 11mm, 車輪厚 2mm ならぎりぎり
通ることになります。この場合の最悪シナリオは、片方の車輪の外側フ
ランジがぴったりレイルに接していて、そこから 11+2 mm さきの車輪の
外側ぎりぎりが逆のレイルに接しているというイメージです。

ですから、規格としては 12.0~12.3mm を書いたままで、直線や曲線あと
はフレキシブルレイルの場合にはその外にまだ広げる余地を作るか、あま
り外国の規格では見ませんが、フログ部などのクリティカルな部分のトラッ
クゲージと、そうでない部分を完全に分けて記載するかという方法があり
ます。

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