[ 分岐器の作り方 (Re: 分岐器の規格) // 最新メッセージID: 193 // 時刻: 2025/2/13(06:25)]
タイトル: 68 . 分岐器の作り方 (Re: 分岐器の規格)
お名前: 稲葉 清高 <k-inaba@mxb.mesh.ne.jp>
投稿日: 2001/2/2(21:31)
リプライ元: 59. 分岐器の規格 ▼ [森井 義博] 2001/2/2(08:56)
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規格とは何の関係もありませんが、森井さんの書かれたようなフランジウェイ
幅に持っていくためのポイントの手打ちの仕方を書いておきます。アメリカの
記事なら "Maintenance-free turnouts" by Ed Stimpson Jr. MR 1978/May
pp. 62-70 が一番参考になるでしょう。
ちなみに、片分岐のものを考えます。
1) ポイントレイルの削りこみをした直線のストックレイルを敷く。
2) 軌間だけ開けてフログを敷く。
2.1) ハンドスパイクの場合はこの時点で、ウィングレイルと合体したものを
使っても良い
3) 軌間だけ開けて曲線側のストックレイルを敷く。
4) ウィングレイルを極力正確にフランジウェイ幅の代表値だけフログから離し
て敷く。フランジウェイ幅の誤差は 0.1mm まで。
5) ウィングレイルと連続しているクロージャレイルのポイントレイルと繋がる
場所で、フランジウェイ幅以上間隔があることを確認して固定。なければ、
ストックレイルの位置を調整。
6) ガードレイルを「フログを基準に」NMRA Standards guage を使用して、
敷いたフランジウェイのちょうど中間に Standards guage が入るように
check guage を決めて敷く。この結果、ガードレイルとストックレイルと
の間のフランジウェイが広くなろうと気にしない。
この手順だと、t0.8 や t1.0 の真鍮板を厚さゲージに使うことで 0.1mm 単位
でも制御できる (12mm に対しての 0.1mm は制御しにくくても、0.5mm あたり
に対しての 0.1mm の差は目でもわかる) ので、一番車輪にやさしいポイントに
なります。
ただ、美しいポイントとなると 5 のステップではぎりぎり、フランジウェイま
で持ってきたいとか、ストックレイルとガードレイルの間隔も狭くしたいとかな
って、工作能力が問われてきます。
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