車輪線路規格検討

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タイトル: 7 . 初めまして
お名前: 植松 一郎 <YQZ01403@nifty.ne.jp>
投稿日: 2001/1/25(17:47)

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植松一郎です。
JAM規格部会を担当しております。
この度は、森井様はじめHOJCの皆様に御尽力頂き、HOスケール12mmゲージの規格策定プロジェクト掲示板を立ち上げて頂き、誠にありがとうございます。

まず初めに日本鉄道模型の会(以下JAM)という組織について、自分なりに述べさせて頂きます。
JAMは『鉄道模型の国』の『政府』と捉えています。そして、その政府はできる限り「小さな政府」であるべきと考えています。
この政府は、鉄道模型の本質的な発展に寄与するために必要な活動を行います。

「JAMコンベンション」は、この国の年に一度の大きなお祭りです。鉄道模型趣味人が毎年ここに集い、楽しみます。まだ鉄道模型の国の楽しさを知らない方々にもその楽しさを広くアピールする場です。
JAM政府はこの企画、運営を行います。
NMRAコンベンションのように、毎年様々な都市で開催されるのが理想です。
東京、名古屋、大阪、福岡、仙台、札幌など、あちこちに転戦したいものです。

「JAM広報」はデジタル、アナログ両面から、鉄道模型の国の皆さんの様々な
活動を広報します。クラブを紹介して、興味を持った方を紹介したり、公開運転会などのイベントを告知したり、もちろんJAMの活動をお知らせします。

「JAM規格」は鉄道模型の国の発展に必要な規格の策定を行います。
NMRA規格に準じて考えると、必要と思われる要素は
*スケール/ゲージ表記の確立や、車輪、線路、ポイント、車輛限界の数値など
*モジュール規格
*DCC規格
の大きく分けて3つと考えています。

このうちDCCは、NMRA規格そのままと考えてよろしいかと思いますが、
日本の鉄道事情から決めておきたい拡張デジタルパケットプロトコルができる
かもしれません。
モジュール規格は、JAMコンベンションで実現した日米合同NTRAK-JANTRAK規格接続や、路面モジュール規格など、モジュールレールローディングから始まる
新しい鉄道模型の楽しみのために、規格を策定します。

さて、NMRA規格で定められた様々な数値は、快適な鉄道模型ライフ構築にとって必要不可欠な要素だとおもいますが、いままで日本ではメーカーまかせで進んできたと思われます。しかし、そこに起因すると思われる問題も多々発生していると聞きおよびます。

JAM規格は、鉄道模型国民の快適な趣味生活をサポートするために策定されます。たとえば、何年かのちに、鉄道模型を始めた人が、なにも意識することなく、快適に走行する車輛が眺められる。その人はJAM規格の存在を最初は全然知らなくていい。ずっと知らないかもしれない。それでもかまわないけれど、
あるときふっとJAM規格が存在することで、当たり前に快適に走る車輛が出来たと知る。

そんなJAM規格を策定したいと願っています。

JAM規格に必要な要素を知ったり、米欧との整合性確保のため、NMRA/NEM翻訳プロジェクトも実施します。翻訳文はJAMHPとリンクしていつでも誰でも閲覧できるようにします。
HOスケール12mmゲージ規格策定プロジェクトは、膨大な量の規格の中で、
先行され、その効果が明確に実証されることが必要とされます。
その効果が認められたとき、1/80スケール16.5mmゲージ規格策定も自ずと開始されるでしょう。

JAM規格にはメーカーさんも注目してくれるでしょう。たとえば車輛限界、
建築限界が明示されれば、トンネルポータルなどの製品化も安心して行なえるようです。

私はこの規格策定を通して、鉄道を勉強していきたいとおもいますので、
今後ともよろしくお願い致します。

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