車輪線路規格検討

[ リプライをまとめ読み // 最新メッセージID: 193 // 時刻: 2024/5/20(02:10)]

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タイトル: 69 . fine 規格が欲しい理由 (Re: 分岐器の規格)
お名前: 稲葉 清高 <k-inaba@mxb.mesh.ne.jp>
投稿日: 2001/2/2(21:48)

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今すぐ決めるのではないことで合意されてきていますが、将来的に普及規格
(coarse standard) だけではなく、fine 規格が欲しいと私が思っている
理由をちょうど分岐器の話が出たので書いておきます。

森井さんが計算された数値からわかるように、普及規格ではフランジウェイを
0.7mm から 0.9mm 取らざるえません。で、普通に使うレイルをシノハラの
#70 とすると、これの rail head の幅は 0.8mm 以上あります。

ちょっと外に出て実物のポイントを見るとわかるのですが、このフランジウェ
イとレイルの頭の幅の関係は実物では逆転しています。つまり、レイルの頭の
幅に比べてフランジウェイは圧倒的に狭いのです。同じ事がポイントレイル回
りでも観察できます。

つまり、フランジウェイを 0.8mm 程度に取るか、0.4mm くらいまで縮めるか
は数値ではたった 0.4mm の差ですが、レイルの頭の幅との比で言えば 1:1
か 1:2 かとなり、まったく印象が異なるのでした。これに対して、軌間を
12mm のままにするか、12.25mm にするかはあまり印象に差を与えないので、
無視できるかなと考えています。この辺は、いろいろな仕様でポイントを作っ
てみないとわからないことも多いので、今後の楽しみです。


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タイトル: 106 . ふと思ったfine(Re: fine 規格が欲しい理由 )
お名前: 牛越憲治 <k-ushikoshi@rd.kcrl.kobelco.co.jp>
投稿日: 2001/2/15(22:50)

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ふと思ったFINE

KATOの改軌台車が12mmの分岐器を無事通過することから、ふと思いました。
FLANGE WIDTH:TとFLANGE WAY WIDTH:Fの差は小さくても良いんじゃないかと。
そこで、4ケースほど考えてみました。
1.C=K=11.1、N=2.0、T=0.6、B=10.4、S=10.3、F=0.7mm
2.C=K=11.2、N=2.0、T=0.6、B=10.6、S=10.5、F=0.7mm
3.C=K=11.1、N=1.9、T=0.4、B=10.6、S=10.5、F=0.6mm  
4.C=K=11.05、N=1.85、T=0.35、B=10.7、S=10.6、F=0.45mm

第1案
既存の車輪のTは0.5から0.6mmなので、車輪(タイヤ)のプロファイルを変更しなくても、クロシング側のFを0.7mmまで小さくできないか?
既存の分岐器F:0.9から1.0mmが0.7mmにします。
この時Sを10.2mmとしてG:12.0mmとすると基本レール側のF’は1.1となりますが、クロシングのレール頭頂幅とFの比は1:1くらいになります。
なおC=K=11.1はそのまま。
T=0.6mmでB=10.4mmとするとK=11.0
F=0.7mmでS=10.3mmとするとC=11.1 F=0.7mmで0.1mmの余裕
互換性: 12mm車両の大半は通過可能?(標準軌改軌などを除く)

第2案
車輪(タイヤ)のプロファイルは変更しないが、B=10.6、S=10.5とする。
基本レール側のF’は0.8となり、ほぼバランスがとれます。
T=0.6mmでB=10.6mmとするとK=11.2となります。
F=0.7mmでS=10.5mmとするとC=11.2となります。
したがってC=K=11.2
互換性:多くの既存製車両はB=10.4mmなので、S=10.5mmの線路を通過出来ません。
この規格の車両はK=11.2なので普及品規格の線路を走れるとは限りません。
初期のJOE車両の規格なので、普及品規格の線路を走れたとしても脱線の確率は高くなると推定されます。
改造:バックゲージを10.6mmに調整することにより対応可能。
片側0.1mm車輪が広くなりますが大部分の車両は、この程度の寸法移動は吸収可能?

第3案
車輪(タイヤ)のプロファイルを変更、N=1.9 、T=0.4 、Tが0.1薄くなったのでB=10.6、S=10.5とする。
T=0.4mmでB=10.6mmとするとK=11.0となります。
F=0.6mmでS=10.5mmとするとC=11.1となります。 
従って規格としてはC=K=11.1として0.1の余裕をとります。
F=0.6mmとするとF’=0.8mmとなります。
互換性:S=10.5なので既存車両の通過は期待できない。
逆に、この規格の車両はK=11.1なので普及規格の線路を走ることは可能と考えられます。
タイヤ幅を1.9mmとしても、PECOのF=0.9は通過可能、S社は元々フランジ走行なので何とかなるでしょう?
改造:Kmax=11.1なので既存車両のバックゲージを広げるのではなく、フランジの裏を0.1mm削ることになります。

第4案、
車輪(タイヤ)のプロファイルとBを変更、N=1.85 、T=0.35 、B=10.7、S=10.6とする。
T=0.35mmでB=10.7mmとするとK=11.05となります。
F=0.45mmでS=10.6mmとするとC=11.05となります。 
F=0.45mmとするとF’=0.95mmとなります。
(実際にはF=0.5mm、F’=0.9mm?)
互換性:この線路はS=10.6なので既存車両の通過は期待できない。
逆に、この規格の車両はK=11.05なので普及規格の線路を走ることは可能。
改造:フランジ裏を0.15mm削る。

以上からメリット・デメリットを考えると
第1案は車両の改造は不要ですが、効果も今一。
第2案は得策でないように思えます。
第3案ぐらいがFINEかな?
第4案はF=0.5mmを目指せば、こうかなと言う例の一つです。

第3案は旋盤があれば出来ないことはないかなー?

ただ、思ったことを書いただけですが

  



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